日本人の幸福度とウェルネスについて

私たちの日常生活において、「幸せ」を感じるのはどんな時でしょうか?

家族や友人と楽しい時間を過ごしている時、趣味に没頭している時などが思い浮かぶかもしれません。

しかし、その時の幸福感のベースとなっているのは「ウェルビーイング」な状態です。

そしてウェルビーイングになるためにはウェルネスの実践が必要です。

この記事ではウェルネスな生活が幸福感に与える影響を解説していきたいと思います。

目次

ウェルネスのと幸福度の関係

「ウェルネス」の概要は以前投稿した記事をご覧いただければと思います。

ウェルネスの概要や具体例を見て、

「小難しい言葉ばかりでよくわからない」

「今の生活で特に困ってないから自分には関係ない」

「新しいことに挑戦する余裕がない」

といって、ウェルネスは自分には不要だと思った方もいらっしゃるでしょう。

毎日をそれなりに惰性で生きていく、というのであれば確かに不要かも知れません。

しかし、一度きりの人生でどうせなら幸福感を感じながら生きていきたいというのであれば、記事を読み進めてもらえると嬉しいです。

項目
  • 日本人の幸福度
  • 幸福度の指針と傾向
  • アフターコロナの幸福度

日本人の幸福度

国際的な研究組織「持続可能な開発ソリューションネットワーク」(SDSN)が発表している「世界幸福度報告書」の2023年度版によると、国別の幸福度ランキングで日本は137ヵ国中47位でした。

この報告書はアメリカのギャラップ社の世論調査をベースに毎年発表されているものであり、ここ数年の日本はコロナ禍突入直後の2020年の62位から、2021年の56位、2022年の54位と、年々上がってきています。

幸福度の指針と傾向

幸福度ランキングにおける幸福度を測る要素は以下のようなものがあります。

幸福度を測る要素
  • 国民一人当たりの国内総生産(GDP)
  • 社会的支援
  • 健康寿命
  • 人生選択の自由度
  • 他者への寛容さ
  • 汚職のなさ・頻度
  • 人生評価/主観満足度

日本は世界的に見てもGDP常に上位で、国民が最も豊かなサービスを享受できる主要先進国のひとつです。

それにも関わらず国民の幸福度ランキングでは47位と、まだまだ低い位置にあるのは、「人生選択の自由度」、「他者への寛容さ」、「人生評価/主観満足度」が他の先進諸国に比べて低いためです。

アフターコロナの幸福度

2023年の順位は47位でしたが、実は前年までは50位台でうろうろしているような感じでした(60位台になったことも)。

コロナ禍を経て、日本人の幸福度は少しづつ上がってきているのです。

その要因としては、自分の生き方を見つめ直す機会が増えたことが関係しています。

コロナ禍以前は、社会人になれば周囲の多くの人と同じように会社などに属し、周りの人と同じように給料をもらって働き続けるという働き方が日本人のスタンダードでしたが、コロナ禍で今までうまくいっていた事業が継続できなくなって会社が倒産したり、リモートワークが当たり前になったことで、それまでの常識が通用しなくなったこと、そしてそれまでの常識にとらわれる必要はないということに人々が気づき始めました。

多様性を認める動きなども相まって、自分が本当に望むものを選択することが以前よりもしやすい社会となったことが、幸福感の向上につながっていると考えられます。

他にも、コロナ禍での政府や自治体の支援の恩恵を受けた人々は、幸福度の指針の一つである、「社会的支援」を感じる人が増えたのも幸福度の向上に関係しているようです。

ウェルネスライフを実践すれば幸福感が上がる

最後に、ここ2、3年の日本人がとった行動をまとめてみましょう。

  • コロナ感染症の拡大で外出禁止を要請されたり、休業を余儀なくされたりで、それまでの生き方や現在の自分を見つめ直す時間が増えた
  • 同時に、時間ができたことでそれまでやりたくてもできなかったことに取り組む人が増えた
  • コロナ禍以前の常識にとらわれない生き方が許容される風潮になった
  • 政府が副業解禁したことにより、副業に取り組むサラリーマンが増え、収入が増え経済的に豊かになったり、フリーランスになる人が増えた

これらの行動は自分自身を見つめ直したり、自分が望む生き方を選択するというウェルネスライフを体現したものです。

これらの行動の結果、日本人の幸福度が上がってきていることを考えると、日本全体でウェルネスライフに取り組めば、日本人の幸福度はもっと上がるはずですし、日本という国はそれだけのポテンシャルを持っています。

世界的には不安定な情勢もあります。

それでも私たちは豊かな社会で、世界でも有数の豊かなサービス、充実した社会保障を受けられる可能性のある国に住んでいます。

毎日の生活が立ち行かない時もあるかと思います。

それでも、今の現状をもっとよくしたい、自分が本当に生きたい人生を送りたいと願うなら、少しづつでもウェルネスライフを実践していきませんか?

マインドフルネスなどは心を落ち着けたり、小さな幸せに気づきやすくなるなど、幸福感をアップさせる効果や、物事を冷静にみて、前向きに考えられるようになる効果もあります。

お金のかからない小さなことからでも始められるので、ぜひ実践してみてほしいです!

ケイ
ウェルネスライフの探求者
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